本当の自分を生きたい。 死刑囚・木村修治の手記
誘拐・殺人事件という犯した罪の大きさに打ちひしがれ死んで償うことのみを考えていた著者は、獄中で「水平社宣言」と日本死刑囚会議・麦の会に出会う。彼は自分の半生を振り返り、自分の罪を見つめ続け、本当の自分を生きよう、生きて償いたいと思う。本書は彼の魂の再生の記録である。本書刊行後1年を経ず、彼は刑死した。本書編集中の出版目的での面会が認められなかったことに抗する裁判は、今も続いている。
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本当の自分を生きたい 目次
前史・木村修治二十二歳まで 日方ヒロコ
第Ⅰ部
1、寿し政への就職、そして結婚
2、揺らぐ新生活
3、独立への大奔走
4、致命的な挫折
5、つのる不満
6、二重生活
7、暗雲の影
8、借金地獄へ
9、肉体の崩壊
10、追い詰められる日々
11、誘拐
12、実行へ——その真相
13、殺してしまった
14、破滅
15、公開捜査
16、逮捕へ
第Ⅱ部
1、早く終ってほしい!
2、裁判→死刑判決
3、上告審の中で
4、差別の本質への気づき——私は差別者だったのだ
5、死刑廃止運動との出会い
6、内省へ
7、水平社宣言との出会い
8、死刑確定への抵抗
9、口頭弁論
10、死刑確定 私の罪をとらえかえす
11、なぜ罪を罪とも思えなかったのか
12、生まれてきてよかった
座談会・修治さんとともに
あとがきにかえて
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本当の自分を生きたい 目次
前史・木村修治二十二歳まで 日方ヒロコ
第Ⅰ部
1、寿し政への就職、そして結婚
2、揺らぐ新生活
3、独立への大奔走
4、致命的な挫折
5、つのる不満
6、二重生活
7、暗雲の影
8、借金地獄へ
9、肉体の崩壊
10、追い詰められる日々
11、誘拐
12、実行へ——その真相
13、殺してしまった
14、破滅
15、公開捜査
16、逮捕へ
第Ⅱ部
1、早く終ってほしい!
2、裁判→死刑判決
3、上告審の中で
4、差別の本質への気づき——私は差別者だったのだ
5、死刑廃止運動との出会い
6、内省へ
7、水平社宣言との出会い
8、死刑確定への抵抗
9、口頭弁論
10、死刑確定 私の罪をとらえかえす
11、なぜ罪を罪とも思えなかったのか
12、生まれてきてよかった
座談会・修治さんとともに
あとがきにかえて