無謀なるものたちの共同体
無謀なるものたちの共同体 ----
李珍景［著］ 今政肇［訳］
四六判 並製 376ページ
定価2900円＋税
ISBN978-4-7554-0270-8
C0030
資本主義の「外部」を構成する
コミューン主義者たちは無謀な者たちである。コミューン主義（commune-ism）は
共産主義（communism）の、その失敗から産まれてきた。民主化・世界化以降も一
貫して生が切り刻まれてきた韓国で、共に生きる知の生産を実践する思想家の横断的
存在論。
目次ーーーーーー
プロローグ--再び到来する失敗を待ちながら 3
I部 存在論とコミューン主義 21
第一章 コミューン主義的存在論と存在論的コミューン主義 22
共同体の不可能性？ 22
個体の自然学、あるいはコミューン的個体 27
存在論的共同性 38
コミューン主義と時間 52
コミューン主義の空間性 60
存在論的コミューン主義？ 66
第二章 コミューン主義における共同性と特異性 78
潜在的共同体と現勢的共同体 78
個体化と共同性 86
共同体と特異性 89
共同性と「共同体」 97
不可能なるコミューン主義 106
II部 生命と生産の抽象機械 115
第三章 マルクス主義における生産の概念--生産の一般理論のために 116
生産力と生産性 116
生産の経済学、生産の自然学 121
生命の生産 126
生産力、あるいは生産能力 131
生産力と生産関係 138
生産能力の解放、あるいは革命 145
第四章 生命の抽象機械と具体性のコミューン主義 159
生命の一般性と抽象機械 159
ふたつの抽象化 161
マルクス主義における抽象の概念 167
歴史以前の生産 175
生命の抽象機械 180
生産の抽象機械--その諸変形について 186
抽象から具体へ 192
・部 生産の社会学、生命の政治学 199
第五章 歴史のなかのコミューン主義--歴史の外部としてのコミューン主義 200
共産主義とコミューン主義 200
共同体の「経済」と資本 205
資本主義とコミューン主義 213
社会主義とコミューン主義 223
新自由主義とコミューン主義 230
第六章 現代資本主義と〈生命-政治学〉 239
資本主義と生命の問題 239
生命、循環系としての〈衆-生〉 242
生命と資本 247
生命工学と生命の搾取 251
グローバル資本主義と生命の植民地主義 255
人権から生命権へ 258
IV部 〈コミューン-機械〉をどのように構成するのか 269
第七章 存在論的平等性とコミューン主義--〈コミューン-機械〉の稼働に関する諸原
則について 270
コミューン主義と「連帯の快感」 273
コミューン主義と友情の政治学 279
コミューン主義と贈り物 285
コミューンにおける民主主義 294
能力の民主主義と民主主義の能力 299
人間と物のコミューン主義 305
存在論的平等性とコミューン主義 312
第八章 コミューンの構成における〈空間-機械〉の問題 320
共同体と空間 320
空間と共同性 322
空間の〈共-間〉化 325
コミューンのアトラクターたち 327
始めることの難点 332
コミューンの「経済学」 335
空間とノマディズム 340
空間の分割と連結 345
コミューンの成長と権力の問題 349
エピローグ--無謀なるものたちの共同体 356
訳者あとがき 369
李珍景［著］ 今政肇［訳］
四六判 並製 376ページ
定価2900円＋税
ISBN978-4-7554-0270-8
C0030
資本主義の「外部」を構成する
コミューン主義者たちは無謀な者たちである。コミューン主義（commune-ism）は
共産主義（communism）の、その失敗から産まれてきた。民主化・世界化以降も一
貫して生が切り刻まれてきた韓国で、共に生きる知の生産を実践する思想家の横断的
存在論。
目次ーーーーーー
プロローグ--再び到来する失敗を待ちながら 3
I部 存在論とコミューン主義 21
第一章 コミューン主義的存在論と存在論的コミューン主義 22
共同体の不可能性？ 22
個体の自然学、あるいはコミューン的個体 27
存在論的共同性 38
コミューン主義と時間 52
コミューン主義の空間性 60
存在論的コミューン主義？ 66
第二章 コミューン主義における共同性と特異性 78
潜在的共同体と現勢的共同体 78
個体化と共同性 86
共同体と特異性 89
共同性と「共同体」 97
不可能なるコミューン主義 106
II部 生命と生産の抽象機械 115
第三章 マルクス主義における生産の概念--生産の一般理論のために 116
生産力と生産性 116
生産の経済学、生産の自然学 121
生命の生産 126
生産力、あるいは生産能力 131
生産力と生産関係 138
生産能力の解放、あるいは革命 145
第四章 生命の抽象機械と具体性のコミューン主義 159
生命の一般性と抽象機械 159
ふたつの抽象化 161
マルクス主義における抽象の概念 167
歴史以前の生産 175
生命の抽象機械 180
生産の抽象機械--その諸変形について 186
抽象から具体へ 192
・部 生産の社会学、生命の政治学 199
第五章 歴史のなかのコミューン主義--歴史の外部としてのコミューン主義 200
共産主義とコミューン主義 200
共同体の「経済」と資本 205
資本主義とコミューン主義 213
社会主義とコミューン主義 223
新自由主義とコミューン主義 230
第六章 現代資本主義と〈生命-政治学〉 239
資本主義と生命の問題 239
生命、循環系としての〈衆-生〉 242
生命と資本 247
生命工学と生命の搾取 251
グローバル資本主義と生命の植民地主義 255
人権から生命権へ 258
IV部 〈コミューン-機械〉をどのように構成するのか 269
第七章 存在論的平等性とコミューン主義--〈コミューン-機械〉の稼働に関する諸原
則について 270
コミューン主義と「連帯の快感」 273
コミューン主義と友情の政治学 279
コミューン主義と贈り物 285
コミューンにおける民主主義 294
能力の民主主義と民主主義の能力 299
人間と物のコミューン主義 305
存在論的平等性とコミューン主義 312
第八章 コミューンの構成における〈空間-機械〉の問題 320
共同体と空間 320
空間と共同性 322
空間の〈共-間〉化 325
コミューンのアトラクターたち 327
始めることの難点 332
コミューンの「経済学」 335
空間とノマディズム 340
空間の分割と連結 345
コミューンの成長と権力の問題 349
エピローグ--無謀なるものたちの共同体 356
訳者あとがき 369
