グワラニーの森の物語 一移民の書いた移民小説  増山朗作品集

増山朗・著 川村湊・編 守屋貴嗣・解説

4,000円 +税

ISBN: 978-4-7554-0238-8        2013年08月発行

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アルゼンチンの日本語文学!! 移民自身が書いた南米移民の歴史と現実。開拓者と冒険者と原住民が、太古の森と大河に挑む。


目次

[長篇小説]
グワラニーの森の物語 一移民の書いた移民小説
一章 森に帰る人たち 6
二章 南米移民 16
三章 失意の河旅 28
四章 天命の森 56
五章 ユーカリの香り 91
六章 日本殉教者部落 130
七章 森の生命 158
八章 衆生(しゅじょう)流転(るてん) 183
九章 流刑島の詩(うた) 214
十章 軍艦長屋の詩 254
十一章 大平原(パンパス)の詩(うた) 298

[短篇小説]
MALON(マロン)実録 336
空洞の生命 372

解説・増山朗の世界 守屋貴嗣 390
編集を終わって 川村湊 403

増山朗(ますやま あきら)
1919-2006年。北海道生まれ。1939年、農業実習移民としてアルゼンチンに渡り、蔬菜栽培、花卉栽培に従事し、還暦を越えてから創作活動を開始し、未完の長編小説『グワラニーの森の物語』などを執筆する。

川村湊 1951年、北海道生まれ。法政大学国際文化学部教授。
守屋貴嗣 1973年、秋田県生まれ。著書『満州歌生成伝』、共著『文壇落葉集』