闇の文化史 モンタージュ 1920年代(池田浩士コレクション5)
ダダ、未来派、表現主義、ロシア・フォルマリズム……。ラディカルな芸術と 政治が相克し苦闘した1920年代とその諸問題を全体性の視点でとらえた長篇論考。池田浩士コレクション5(第1回配本)
***
闇の文学史 モンタージュ 1920年代
目次
一九二〇年代への視座——序にかえて——
Ⅰ章 新しい文化を求めて——ドイツ 一九一六—二二年——
1 表現主義からダダへ
世界の終末
ドイツ革命と表現主義
『ノイエ・ユーゲント』の歴史によせて
2 ベルリンのダダイストたち
終わりの始まり
ベルリン・ダダの横顔
ベルリン・ダダとドイツ共産党
3 文化の革命とは何か?
ブルジョワ文化の〈敵対者[ゲーグナー]〉
〈芸術ヤクザ論争〉
〈プロレタリア文化〉をめぐって
ピスカートルとプロレタリア劇場運動
Ⅱ章 ロシアのアヴァンギャルドたち
1 ロシアよ、汝はその旗を振った……
ロシアを救え!
世界は同時性を獲得する
2 過去との対決——プロレトクリトと未来派
ロシア未来派の十月
プロレトクリトの形成
ロシア共産党とプロレトクリト
3 革命の芸術——芸術の革命
〈文化遺産〉と文化の創造
〈共産主義未来派[コム・フテイ]〉の苦闘
〈政治〉と〈文化〉の分離
Ⅲ章 機械の征服——身体の奪回
1 新しい技術と新しい表現
ベルリン 一九二二年
機械との対決
歌の言葉もまた変わるだろう
2 技術は内容に優先する……
蔵原惟人と機械的技術の問題
ルー・メルテン=G・G・L論争
実用価値としての形式
3 〈機能〉の自己発見
機械化された民衆芸術——〈ビオメハニカ〉
〈アトラクションのモンタージュ〉
〈三〇年代〉への二つの道
Ⅳ章 黄金の一九二〇年代[ゴールデン・トウエンテイーズ]
1 モンタージュからルポルタージュへ
セルゲイ・トレチャコフ
〈事実〉を求めて
2 ファシズムとスターリズムのはざまで
形式主義批判と〈文化官僚〉
総決算としての表現主義論争
芸術は武器たりうるか?
3 大衆文化の問題によせて——補説
あとがき
+α
〈参加の時代〉の果てに——簒奪された文化革命の歴史
1 未完の文化革命——ドイツ一九一八—二三年——
クルト・アイスナーと文化の革命
〈参加〉の文化の模索
2 〈党芸術〉の隘路——表現主義からファシズムへ——
自発性か党派性か
新しいメディアをめぐる闘争
ハンス・ヨーストの歩んだ道
3 実現された受け手の参加——ドイツ 一九三三—三七年——
ティングシュピール——大衆参加劇の興隆
共同体理念の偉大と悲惨
〈永続革命〉のもうひとつの敗北
コレクション版あとがき
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闇の文学史 モンタージュ 1920年代
目次
一九二〇年代への視座——序にかえて——
Ⅰ章 新しい文化を求めて——ドイツ 一九一六—二二年——
1 表現主義からダダへ
世界の終末
ドイツ革命と表現主義
『ノイエ・ユーゲント』の歴史によせて
2 ベルリンのダダイストたち
終わりの始まり
ベルリン・ダダの横顔
ベルリン・ダダとドイツ共産党
3 文化の革命とは何か?
ブルジョワ文化の〈敵対者[ゲーグナー]〉
〈芸術ヤクザ論争〉
〈プロレタリア文化〉をめぐって
ピスカートルとプロレタリア劇場運動
Ⅱ章 ロシアのアヴァンギャルドたち
1 ロシアよ、汝はその旗を振った……
ロシアを救え!
世界は同時性を獲得する
2 過去との対決——プロレトクリトと未来派
ロシア未来派の十月
プロレトクリトの形成
ロシア共産党とプロレトクリト
3 革命の芸術——芸術の革命
〈文化遺産〉と文化の創造
〈共産主義未来派[コム・フテイ]〉の苦闘
〈政治〉と〈文化〉の分離
Ⅲ章 機械の征服——身体の奪回
1 新しい技術と新しい表現
ベルリン 一九二二年
機械との対決
歌の言葉もまた変わるだろう
2 技術は内容に優先する……
蔵原惟人と機械的技術の問題
ルー・メルテン=G・G・L論争
実用価値としての形式
3 〈機能〉の自己発見
機械化された民衆芸術——〈ビオメハニカ〉
〈アトラクションのモンタージュ〉
〈三〇年代〉への二つの道
Ⅳ章 黄金の一九二〇年代[ゴールデン・トウエンテイーズ]
1 モンタージュからルポルタージュへ
セルゲイ・トレチャコフ
〈事実〉を求めて
2 ファシズムとスターリズムのはざまで
形式主義批判と〈文化官僚〉
総決算としての表現主義論争
芸術は武器たりうるか?
3 大衆文化の問題によせて——補説
あとがき
+α
〈参加の時代〉の果てに——簒奪された文化革命の歴史
1 未完の文化革命——ドイツ一九一八—二三年——
クルト・アイスナーと文化の革命
〈参加〉の文化の模索
2 〈党芸術〉の隘路——表現主義からファシズムへ——
自発性か党派性か
新しいメディアをめぐる闘争
ハンス・ヨーストの歩んだ道
3 実現された受け手の参加——ドイツ 一九三三—三七年——
ティングシュピール——大衆参加劇の興隆
共同体理念の偉大と悲惨
〈永続革命〉のもうひとつの敗北
コレクション版あとがき