〈酔いどれ船〉の青春 もう一つの戦中・戦後
田中英光『酔いどれ船』を手がかりに、旧植民地下朝鮮の〈親日文学〉に光をあてた画期的論考の待望の復刊。
十四年もたつと、自分の書いた本ながら、ある程度の客観的な評価ができるように思う。私の仕事としては、この後、現在まで続く日本の旧植民地文学の研究の原点となっていることは疑えない。『アジアという鏡』(思潮社)『異郷の昭和文学』(岩波新書)『南洋・樺太の日本文学』(筑摩書房)『満洲崩壊』『文学から見る「満洲」──「五族協和」の夢と現実』(吉川弘文館)などの一連の著作の原点が、『〈酔いどれ船〉の青春』なのである。(川村湊 復刊のあとがきより)
《目次》
〈酔いどれ船〉の青春─もう一つの戦中・戦後
東京で死んだ男─モダニスト李箱の詩
人物註
あとがき
復刊「あとがき」
十四年もたつと、自分の書いた本ながら、ある程度の客観的な評価ができるように思う。私の仕事としては、この後、現在まで続く日本の旧植民地文学の研究の原点となっていることは疑えない。『アジアという鏡』(思潮社)『異郷の昭和文学』(岩波新書)『南洋・樺太の日本文学』(筑摩書房)『満洲崩壊』『文学から見る「満洲」──「五族協和」の夢と現実』(吉川弘文館)などの一連の著作の原点が、『〈酔いどれ船〉の青春』なのである。(川村湊 復刊のあとがきより)
《目次》
〈酔いどれ船〉の青春─もう一つの戦中・戦後
東京で死んだ男─モダニスト李箱の詩
人物註
あとがき
復刊「あとがき」