読む場所 書く時――文芸評論集

池田浩士

6,000円 +税

ISBN: 978-4-7554-0304-0        2020年05月25日発刊

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快刀乱麻、時代を挑発し続ける文芸評論。1982、83年に『新日本文学』誌上に連載され、歯に衣着せず辛辣な批判を当時の文学者たちに浴びせ注目を集めた文芸時評と、その後の文芸評論集。

定価6000円+税 A5判上製・328頁
ISBN978-4-7554-0304-0 C0395

【目次】--------------------------

第一部 読む場所 書く時――文芸時評1982〜1984
 この文芸時評の気味悪さについて 8
 内田百閒は「反核」とどうかかわるか? 20
 ワードプロセッサー時代に向けての決意表明 34
 寄り道しながら過去・未来 44良い文章は、いつも遅れてやってくる 58
 〈文学〉には、アタリマエのことは見えないのか 68
 表現の〈暴力〉について考えてみる 84
 さまざまな選択とその表現のこと 100
 ぜひとも保存しておきたい文章 113
 文学表現が歴史になるための条件 131
 塀のなかと塔のなか 147
 自己批判、そして「さようなら」 159
 N少年を越えて─永山則夫のふたつの小説─ 174
 あとがき 195

第二部 濫読、禿筆
 現実は甘くない―なるほど、しかし 200 
 特権階級 205
 これから始まる長篇小説―追悼・高村三郎 208
 私はいた、いまいる、今後もいるだろう!――伊藤野枝と文学の自己解放 217
 聖戦によって殺されたすべての人びとに 236
 蔵書という自己疎外 241
 私はJRに乗りたくない! 256
 「ヒトラーは良いこともしたか?」―こころの風景① 259
 ゲッベルスと天皇制―こころの風景② 260
 ファシズムの養分―こころの風景③ 261
 プロレタリア・ネズミは団結できるか?―平井玄『ミッキー・マウスのプロレタリア宣言』を読む 262
 「だれでもいい、とにかく殺したかった!」 265
 大道寺将司の句を読む 269
 「大逆事件」と天皇一家と私と 292
 大学闘争が遺したものはビラだけ? 295
 ファシズムは形を変えて生き続ける 299

コレクション版へのあとがき 315


【著者プロフィール】--------------------------

池田浩士(いけだひろし)
 1940 年大津市生まれ。
 1968 年4 月から2004 年3 月まで京都大学在職。
 2004 年4 月から2013 年3 月まで京都精華大学在職。

著書(コレクション所載以外)
 『抵抗者たち―反ナチス運動の記録』TBS ブリタニカ、1980 年。新版、軌跡社、1991 年
 増補新版、共和国、2018 年
 『ふぁっしょファッション』社会評論社、1983 年
 『文化の顔した天皇制』社会評論社、1986 年。増補改訂版、2004 年
 『死刑の〔昭和〕史』インパクト出版会、1992 年
 『権力を笑う表現?』社会評論社、1993 年
 『[海外進出文学]論・序説』インパクト出版会、1997 年
 『火野葦平論―[海外進出文学]論・第Ⅰ部』インパクト出版会、2000 年
 『歴史のなかの文学・芸術』河合文化教育研究所、河合ブックレット、2003 年
 『虚構のナチズム―「第三帝国」と表現文化』人文書院、2004 年
 『子どもたちと話す 天皇ってなに?』現代企画室、2010 年
 『石炭の文学史―[海外進出文学]論・第Ⅱ部』インパクト出版会、2012 年
 『ヴァイマル憲法とヒトラー―戦後民主主義からファシズムへ』岩波書店、2015 年
 『戦争に負けないための二〇章』(髙谷光雄=絵)共和国、2016 年
 『ドイツ革命―帝国の崩壊からヒトラーの登場まで』現代書館、2018 年
 『ボランティアとファシズム―自発性と社会貢献の近現代史』人文書院、2019 年