石炭の文学史
第1次産業革命以来の近代化のエネルギー源だった石炭は文学作品にどのように描かれてきたのか。石炭をめぐる日本の海外進出と労働者への抑圧・差別構造はどう作られたのか。エネルギー転換期のこの時代に、12年の歳月をかけ遂に刊行。
目次
序章 石炭の一生とその文学表現 6
第1章 坑夫という最底辺
─先行するイメージ 32
第2章 声を上げた地下労働
─炭坑夫と石炭王 55
第3章 「下罪人」の自己解放へ
─プロレタリア文学と石炭 103
第4章 石炭と鉄道
─近代化の路線 157
第5章 「ケツワリ」考
─植民地を遠くはなれて 187
第6章 石炭から石油を!
─満洲と石炭 231
第7章 たたかう石炭
─戦争は誰によって遂行されたか? 289
第8章 勝利の生きた結晶石
─台湾と石炭 327
第9章 大東亜の労務管理と鉱夫の現実
─「監獄部屋」から「把頭炊事」まで 352
第10章 原拠としての「長靴島」
─表現主体を問い直す 409
終章 石炭の一生が遺したもの 449
あとがき 508
「石炭の文学史」文献・資料(抄)
目次
序章 石炭の一生とその文学表現 6
第1章 坑夫という最底辺
─先行するイメージ 32
第2章 声を上げた地下労働
─炭坑夫と石炭王 55
第3章 「下罪人」の自己解放へ
─プロレタリア文学と石炭 103
第4章 石炭と鉄道
─近代化の路線 157
第5章 「ケツワリ」考
─植民地を遠くはなれて 187
第6章 石炭から石油を!
─満洲と石炭 231
第7章 たたかう石炭
─戦争は誰によって遂行されたか? 289
第8章 勝利の生きた結晶石
─台湾と石炭 327
第9章 大東亜の労務管理と鉱夫の現実
─「監獄部屋」から「把頭炊事」まで 352
第10章 原拠としての「長靴島」
─表現主体を問い直す 409
終章 石炭の一生が遺したもの 449
あとがき 508
「石炭の文学史」文献・資料(抄)