日本の司法 憲法裁判の現場から

竹田昌弘

2,500円 +税

ISBN: 978-4-7554-0362-0        2025年11月25日発行

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人格権、信教の自由、法の下の平等、表現の自由――。憲法の規定をどう解釈するか。その法令は合憲か違憲か。最高裁まで争われた数々の訴訟の中で、どうしても忘れられない現場をたどり、憲法と司法の役割を考える。
推薦・青木理「理念や理想だけではない、いま最も信頼できるベテラン記者による憲法をめぐる渾身の現場ルポ! 戦後の司法をわかりやすく!」

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日本の司法 憲法裁判の現場から
目次

はじめに 3

第1章 平和主義
1 砂川事件 16
「汚染された最高裁判決、公平な裁判受けられず」
2 長沼事件・平賀書簡問題 23
「平和的生存権が脅かされる」

第2章 生命・自由・幸福追求権
3 死刑合憲判決 38
4 阪空港訴訟 45
5 エホバの証人輸血拒否事件 52
6 早大江沢民講演会事件 59

第3章 平等原則(法の下の平等)
7 尊属殺人重罰違憲判決 68
8 東京都府中青年の家事件 75
9 「1票の格差」訴訟 81

第4章 内心の自由
10 麹町中内申書事件 90
11 津地鎮祭事件 97
12 愛媛玉串料違憲判決 104
13 オウム真理教解散命令事件 111
14 東大ポポロ事件 118

第5章 表現の自由
15 石井記者証言拒否事件 126
16 博多駅事件 133
17 北方ジャーナル事件 140
18 外務省秘密漏えい事件 147
19 傍聴メモ訴訟 154
20  泉佐野市民会館事件・上尾市福祉会館事件 161
21 船橋市西図書館事件 168

第6章 経済的自由・社会権
22 薬事法違憲判決 176
23 朝日訴訟・堀木訴訟 183
24 猿払事件 196

第7章 外国人の権利
25 八幡製鉄事件 204
26 マクリーン事件 211

第8章 統治機構・憲法の適用
27 警察予備隊事件 218
28 苫米地事件 225
29 浦和充子事件 232
30 三菱樹脂事件 239

第9章 憲法裁判の当事者
31 選択的夫婦別姓訴訟(青野慶久さん) 248
32 日の丸・君が代強制違憲訴訟(池田幹子さん) 259
33 大崎事件(原口アヤ子さん・鴨志田祐美さん) 272

終章 289
日本の司法

索引 i


竹田昌弘(たけだまさひろ)
 1961年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒。92年に毎日新聞から共同通信社の記者へ転じ、社会部では検察や裁判、警視庁、法務省を担当した。大阪社会部次長、社会部次長、司法キャップなどを経て2016年から編集委員室編集委員兼論説委員。21年から駒沢大学ジャーナリズム・政策研究所指導員。参院法務委員会で裁判員法の参考人や東京都世田谷区基本構想審議会の委員、つくば国際大学非常勤講師なども務めた。

著書・編著書
 『知る、考える裁判員制度』岩波ブックレット、2008年
 『裁判員司法』日本評論社、2008年
 『憲法ルネサンス』インパクト出版会、2018年
共著
 『日本は中国になにをしたの』明石書店、1994年
 『裁かれる教祖』共同通信社、1997年
 『銀行が喰いつくされた日』講談社+α文庫、2003年
 『裁判員時代に死刑を考える』岩波ブックレット、2011年
 『避難する権利、それぞれの選択』岩波ブックレット、2012年
 『現代ジャーナリズム事典』三省堂、2014年
 『あなたも明日は裁判員⁉』日本評論社、2019年
 『裁判員制度の10年』日本評論社、2020年
 『民事陪審裁判が日本を変える』日本評論社、2020年など