沈黙の記憶1948年 ──砲弾の島 伊江島米軍LCT爆発事件
伊江島の米軍LCT爆発事件は、占領下で起きた人身事件で最大の被害を出した事件でした。なぜ事件が記憶されなかったか。著者はその「失われた人々の命の軌跡」を追った。
目次
はじめに
序章
一 記憶されない事件
二 届けられた本
第一章 北部「立退き」と戦後の移動
一 日本軍飛行場へと造り変えられた島
二 北部「立退き」
三 地上戦
四 今帰仁の戦争
五 慶良間への強制移送
六 生存のための帰還
第二章 砲弾の島
一 伊江島への帰還
二 米軍資料を読み直す
三 「チャイナ・ボーセイ」による砲弾利用
四 六月の火事
五 弾薬処理の開始
第三章 一九四八年八月六日
一 浜の日常
二 爆発
三 米軍の報告書
第四章 爆発後を生きる
一 家族を失って
二 母を亡くして
三 船長の家族
四 心の傷
五 祖父が呼ぶ声
六 達夫とジミー
七 LCT爆発に規定された生
第五章 補償を巡る動き
一 民政府と伊江島の要請
二 沖縄の人身被害補償
三 沖縄と本土における講和前の補償要求
四 伊江村の被害者たち
五 調査票から聞こえる声
六 人身事件の補償課題
七 問題の分節化
補論 消えた伊江島の死傷者数
一 琉球警察統計の謎
二 統計処理と捜査
三 爆弾と生活
あとがき
目次
はじめに
序章
一 記憶されない事件
二 届けられた本
第一章 北部「立退き」と戦後の移動
一 日本軍飛行場へと造り変えられた島
二 北部「立退き」
三 地上戦
四 今帰仁の戦争
五 慶良間への強制移送
六 生存のための帰還
第二章 砲弾の島
一 伊江島への帰還
二 米軍資料を読み直す
三 「チャイナ・ボーセイ」による砲弾利用
四 六月の火事
五 弾薬処理の開始
第三章 一九四八年八月六日
一 浜の日常
二 爆発
三 米軍の報告書
第四章 爆発後を生きる
一 家族を失って
二 母を亡くして
三 船長の家族
四 心の傷
五 祖父が呼ぶ声
六 達夫とジミー
七 LCT爆発に規定された生
第五章 補償を巡る動き
一 民政府と伊江島の要請
二 沖縄の人身被害補償
三 沖縄と本土における講和前の補償要求
四 伊江村の被害者たち
五 調査票から聞こえる声
六 人身事件の補償課題
七 問題の分節化
補論 消えた伊江島の死傷者数
一 琉球警察統計の謎
二 統計処理と捜査
三 爆弾と生活
あとがき