インパクト出版会

1992年4月16日、福岡セクシュアル・ハラスメント裁判は全面勝訴した。本書は、原告女性の手記、支援する会のドキュメント、弁護士、法学者、労働行政の各側面からこの初の本格的セクハラ裁判の意味と判決の意義を立体的に描き出したセクハラ問題の決定版。訴状、準備書面、判決文など資料完備。

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職場の「常識」が変わる　　福岡セクシュアルハラスメント裁判　目次

はじめに

第一部
小さな石を投げて　　Ａ子
ドキュメント裁判　　職場での性的いやがらせと闘う裁判を支援する会
福岡判決の意義と意味　　辻本育子
「人権としての性」と判決　　角田由紀子
アメリカにおけるセクシュアル・ハラスメントの法理と福岡地裁判決　林弘子
職場の新しい常識のために——女性の運動の今後の課題　　牟田和恵
労働行政の現場からみた本裁判・判決　　金子雅臣
走りながら考えた三年　　〈職場での性的いやがらせと闘う裁判を支援する会〉事務局

第二部
資料編解説
訴状
意見書
鑑定書その一（鑑定人・山田省三）
鑑定書その二（鑑定人・山田省三）
鑑定意見書（鑑定人・林弘子）
準備書面（二）
準備書面（三）
準備書面（被告側）
準備書面（四）
判決