満心愛の人 益富鶯子と古謝トヨ子  フィリピン引き揚げ孤児と育ての親

大橋由香子

1,400円 +税

ISBN: 978-4-7554-0236-4        2013年07月発行

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フィリピンでの逃避行。米軍収容所での父の死。引き揚げ船でやっと富士山が見えたとき息をひきとった母。「ありがとう鴬子先生」浦賀に上陸したトヨ子たちと、育ての親・鴬子との交流。

満心愛の人 目次
1  フィリピンで生まれて  9
2  麻畑とカリナン小学校  17
3  カルメン山への逃避行  24 
4  米軍のダリアオン収容所  34
5  日本への引き揚げ船  47
6  浦賀に上陸、子どもだけの暮らし  55
7  初めて迎えた東京の冬  64
8  奉仕に生きる政助と鶯子  74
9  愛恵学園・愛隣団の日々  94
10  看護婦をめざして  118
11  子どもたちの成長と青少年ホーム  129
12  その後のトヨ子たち、そして現在  145
◎資料
愛隣団の少年の綴方より 柴山繁雄  157
関連年表 164
古謝トヨ子さんとの出会い、そしてフィリピンからの引き揚げ孤児について
  「あとがき」にかえて  168
参考文献  186