愛の労働

ジョヴァンナ・フランカ・ダラ・コスタ[著] 伊田久美子[訳]

1,825円 +税

ISBN: 978-4-7554-0023-0        1991年11月発行

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マリアローザ・ダラ・コスタとフランカ・ダラ・コスタはイタリアの果敢なフェミニスト姉妹。姉は家事労働の、妹は愛という名の性の暴力の秘密を赤裸々にあばきだした。性と暴力の関係、結婚の中の強姦、売春とレズビアニズムがどうして男に対する闘いになるのか……が明快に解かれる−上野千鶴子

愛の労働 目次
Ⅰ 女は家内奴隷か、それとも労働者か?
Ⅱ 女に対する男の身体的暴力
 1 なぜ身体的暴力なのか
 2—a 身体的暴力の具体的形態
   b 性暴力
Ⅲ 強姦と近親相姦
Ⅳ 女に対する男の身体的暴力と国家
 1 国家による暴力の黙認
 2 イデオロギーの編成によって……
Ⅴ 強姦、近親相姦と国家
Ⅵ 暴力に対する女たちの闘い
解説・「労働としての愛」を越えて
あとがき

凡例 
本書は Giovanna Franca Dalla Costa, Un lavoro d’amore, Edizioni delle donne, 1978 Roma の翻訳である。
本文中イタリック体の部分は基本的に傍点で、また〈 〉や《 》については「 」で示すことにした。
注において、書名はイタリック体、新聞、雑誌名は〈 〉に入れて表記した。