〈いま〉を読みかえる 「この時代」の終わり (文学史を読みかえる8)
目次1、徹底討論・〈文学〉は、いま、どこに?
現代文学の自分史に向かって
上野千鶴子・鵜飼哲・川村湊・栗原幸夫・田中綾・池田浩士 4
2、文学史はどう読みかえられるか─いくつかの視座
・モダニズムの光源 映画的認識と形式主義文学 黒田大河 44
・ブラジル日本人文学と「カボクロ」問題 西 成彦 69
・天皇・カニバリズム・東京裁判
武田泰淳『ひかりごけ』の逆光 新城郁夫 90
・皇国の無名身体 野崎六助 109
・斃死する小説、蘇生する稗史 『神聖喜劇』論 池田浩士 138
3、「文学史」再検討
・文学史の思想─片岡良一『近代日本文学の展望』 藤井祐介 198
・戸坂潤『読書法』のこと 林淑美 203
・「昭和十年前後」の問題
─小林秀雄と中村光夫を中心に 栗原幸夫 209
・奇妙な幕間の「告白」
─柄谷行人『日本近代文学の起源』を読む 田村都 214
・「異端」文学の読みかえ
─川崎賢子『蘭の季節』『彼等の昭和』 吉川麻里 225
・「私」か「キャラクター」か
─大塚英志のサブカル文学論 森山めぐみ230
4、エンターテインメントを読みかえる
・歴史小説が思想書になる時代
─司馬遼太郎『坂の上の雲』のからくりを解く 中西昭雄 236
・大原富枝「巣鴨の恋人」論
─奪われた戦後世界 羽矢みずき374
・戦後〔映画=文学〕としての「陽のあたる坂道」
─映画と小説の接点 天野恵一 287
・世紀をこえた〈日本ホラー〉
─トウキョウからオキナワまで 谷口基 301
5、「文学」が消滅するまで─いまをときめく作家たちを読みかえる
・『キノの旅the Beautiful World』シリーズを読む
─ライトノベルズと若い若い読者たち 相川美恵子 325
・男女共同参画小説を読む
──「岬美由紀」、「音道貴子」 加納実紀代 344
・自衛隊小説 川村湊 365
6、 追悼・貝原浩
日本画家・貝原浩さん 小柳伸顕
京の画廊から 人見ジュン子
貝原さんの絵をなぞって 水田ふう
貝原浩・本の装幀展を見て 深田卓
起て 学究の徒 下平尾直史
7、 読みかえ日誌
8、 編集後記
現代文学の自分史に向かって
上野千鶴子・鵜飼哲・川村湊・栗原幸夫・田中綾・池田浩士 4
2、文学史はどう読みかえられるか─いくつかの視座
・モダニズムの光源 映画的認識と形式主義文学 黒田大河 44
・ブラジル日本人文学と「カボクロ」問題 西 成彦 69
・天皇・カニバリズム・東京裁判
武田泰淳『ひかりごけ』の逆光 新城郁夫 90
・皇国の無名身体 野崎六助 109
・斃死する小説、蘇生する稗史 『神聖喜劇』論 池田浩士 138
3、「文学史」再検討
・文学史の思想─片岡良一『近代日本文学の展望』 藤井祐介 198
・戸坂潤『読書法』のこと 林淑美 203
・「昭和十年前後」の問題
─小林秀雄と中村光夫を中心に 栗原幸夫 209
・奇妙な幕間の「告白」
─柄谷行人『日本近代文学の起源』を読む 田村都 214
・「異端」文学の読みかえ
─川崎賢子『蘭の季節』『彼等の昭和』 吉川麻里 225
・「私」か「キャラクター」か
─大塚英志のサブカル文学論 森山めぐみ230
4、エンターテインメントを読みかえる
・歴史小説が思想書になる時代
─司馬遼太郎『坂の上の雲』のからくりを解く 中西昭雄 236
・大原富枝「巣鴨の恋人」論
─奪われた戦後世界 羽矢みずき374
・戦後〔映画=文学〕としての「陽のあたる坂道」
─映画と小説の接点 天野恵一 287
・世紀をこえた〈日本ホラー〉
─トウキョウからオキナワまで 谷口基 301
5、「文学」が消滅するまで─いまをときめく作家たちを読みかえる
・『キノの旅the Beautiful World』シリーズを読む
─ライトノベルズと若い若い読者たち 相川美恵子 325
・男女共同参画小説を読む
──「岬美由紀」、「音道貴子」 加納実紀代 344
・自衛隊小説 川村湊 365
6、 追悼・貝原浩
日本画家・貝原浩さん 小柳伸顕
京の画廊から 人見ジュン子
貝原さんの絵をなぞって 水田ふう
貝原浩・本の装幀展を見て 深田卓
起て 学究の徒 下平尾直史
7、 読みかえ日誌
8、 編集後記