リブという〈革命〉 近代の闇をひらく (文学史を読みかえる7)
文学史を読みかえる7 リブという〈革命〉・目次対談 フェミニズムと暴力―〈田中美津〉と〈永田洋子〉のあいだ
上野千鶴子・加納実紀代 4
フェミニズム文学の前衛―富岡多恵子『芻狗』とセクシュアリティの解体
水田宗子 70
〈才女〉時代―戦後十年目の旗手たち 86 羽矢みずき
セクシュアリティ表現の開花―フェミニズムの時代と森瑤子・津島佑子・山田詠美
長谷川啓 102
宙吊りの主体、その戦略―河野多恵子・高橋たか子 種田和加子 128
干刈あがたの「カクメイ」とは? 江刺昭子 146
女歌と女歌論議の時代―七〇年代から八〇年代前半まで 阿木津英 158
国境を越える〈性〉―からゆきさんと「慰安婦」 川田文子 182
奪われた声の行方―「従軍慰安婦」から七〇年代沖縄文学を読み返す 新城郁夫194
『暮しの手帖』を読みなおす―花森安治と松田道雄の女性解放 秋山洋子 220
「火の国」から「近代」を問い直す―高群逸枝と石牟礼道子 河野信子 236
交錯する性・階級・民族―森崎和江の〈私〉さがし 加納実紀代 248
資料構成 リブセンターへの手紙 構成・秋山洋子 272
読みかえる視座
帝国主義とジェンダー
──『資料 日本ウーマン・リブ史』を読む 千田有紀 57
韋君宜にとっての文革 田畑佐和子 79
「根」をさぐる―女性史論争と叢生する地域女性史 奥田暁子 119
隣接諸領域を読む
任侠映画の中の〈女〉―藤純子をめぐって 天野恵一 139
一変種としての、私はピンク映画監督 浜野佐知 178
中島みゆきに付与された「魔女」 中島美幸 211
この時代を読みかえるために
ドミティーラ『私にも話させて』 唐澤秀子 279
永田洋子『十六の墓標』 松本麻里 281
馬場あき子『鬼の研究』 菅井かをる 284
女たちの現在を問う会編『銃後史ノート』 池田浩士 286
書評
『原爆の図』
──「原爆の図」30年にわたる軌跡とその意義 高雄きくえ 294
『女性キリスト者と戦争』
──ナショナリズムに収斂されない新たな思想構築のための戦争責任研究 石川照子
296
『「源氏物語」と戦争』
──封じられた『源氏物語』・権威化する『源氏物語』 吉野瑞恵 299
『買売春と日本文学』
──〈買売春〉という視点が招く揺らぎ 矢澤美佐紀 317
『火の鳥』の女たち 川村湊 306
読みかえ日誌 318 編集後記 320
上野千鶴子・加納実紀代 4
フェミニズム文学の前衛―富岡多恵子『芻狗』とセクシュアリティの解体
水田宗子 70
〈才女〉時代―戦後十年目の旗手たち 86 羽矢みずき
セクシュアリティ表現の開花―フェミニズムの時代と森瑤子・津島佑子・山田詠美
長谷川啓 102
宙吊りの主体、その戦略―河野多恵子・高橋たか子 種田和加子 128
干刈あがたの「カクメイ」とは? 江刺昭子 146
女歌と女歌論議の時代―七〇年代から八〇年代前半まで 阿木津英 158
国境を越える〈性〉―からゆきさんと「慰安婦」 川田文子 182
奪われた声の行方―「従軍慰安婦」から七〇年代沖縄文学を読み返す 新城郁夫194
『暮しの手帖』を読みなおす―花森安治と松田道雄の女性解放 秋山洋子 220
「火の国」から「近代」を問い直す―高群逸枝と石牟礼道子 河野信子 236
交錯する性・階級・民族―森崎和江の〈私〉さがし 加納実紀代 248
資料構成 リブセンターへの手紙 構成・秋山洋子 272
読みかえる視座
帝国主義とジェンダー
──『資料 日本ウーマン・リブ史』を読む 千田有紀 57
韋君宜にとっての文革 田畑佐和子 79
「根」をさぐる―女性史論争と叢生する地域女性史 奥田暁子 119
隣接諸領域を読む
任侠映画の中の〈女〉―藤純子をめぐって 天野恵一 139
一変種としての、私はピンク映画監督 浜野佐知 178
中島みゆきに付与された「魔女」 中島美幸 211
この時代を読みかえるために
ドミティーラ『私にも話させて』 唐澤秀子 279
永田洋子『十六の墓標』 松本麻里 281
馬場あき子『鬼の研究』 菅井かをる 284
女たちの現在を問う会編『銃後史ノート』 池田浩士 286
書評
『原爆の図』
──「原爆の図」30年にわたる軌跡とその意義 高雄きくえ 294
『女性キリスト者と戦争』
──ナショナリズムに収斂されない新たな思想構築のための戦争責任研究 石川照子
296
『「源氏物語」と戦争』
──封じられた『源氏物語』・権威化する『源氏物語』 吉野瑞恵 299
『買売春と日本文学』
──〈買売春〉という視点が招く揺らぎ 矢澤美佐紀 317
『火の鳥』の女たち 川村湊 306
読みかえ日誌 318 編集後記 320