〈じゃなかしゃば〉の哲学  ジェンダー・エスニシティ・エコロジー (PPブックス)

花崎 皋平

1,900円 +税

ISBN: 978-4-7554-0121-3        2002年06月発行

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フェミニズムにとっての女性天皇制をどう考えるか。銃後の女性史とリブ、フェミニズム、そして天皇制に深くこだわってきた著者の母性と天皇制をめぐるアクチュアル
な発言。

〈じゃなかしゃば〉の哲学 ジェンダー・エスニシティ・エコロジー
目次
第一章
現代日本におけるエスニシティ、ジェンダー、アイデンティティをめぐる状況と課題
はじめに
1、現代日本におけるエスニシティ、ジェンダー、アイデンティティをめぐる状況
     ―個人的経験の地平から
2、今後の展望と課題
3、結語
第二章
ジェンダー・エコロジー・デモクラシーを基軸にしたオルタ社会のヴィジョン
 ―PP21・南アジア民衆集会に参加して
第三章
 民衆の安全保障・もう一つの豊かさへ
1、軍隊のいらない安全保障・ゼロ成長で豊かに生きる
2、「国家の安全保障」から「民衆の安全保障」へ 見方、考え方をかえよう!
3、「じゃなかしゃば」と第三の選択
第四章 アイヌモシリとヤポネシア―現代日本におけるアイヌと沖縄人のアイデンティティ
第五章 場と自由―普遍的なものの行方をめぐって
 はじめに―状況と問題
1、多元主義的普遍主義への要請―ウォーラーステイン『社会科学をひらく』から
2、フェミニスト唯物論の認識論
3、「風景」の哲学、「風土」の哲学
4、「場所」の論理と「レンマ」の論理
5、民衆運動と「自律」の思想
第六章 エッセイと書評
1、エッセイ 文明の転換を求めている小さな民の声を傾聴する
2、書評・エッセイ 同時代を生きて 高木仁三郎著『市民科学者として生きる』に思う
3、書評『国際分業と女性 進行する主婦化』(マリア・ミース著)
4、書評『辺境から眺める アイヌが経験する近代』(テッサ・モーリス=鈴木著)