ラフミュージック宣言 チンドン パンク ジャズ
台風でよこなぐりの雨が吹きつける街。人っ子一人出歩かないような通りを、雨合羽や傘で太鼓や楽器をかばいながらそぞろ歩く不思議な楽隊。これが大熊ワタルのチンドン・クラリネット人生の初舞台だった。それから十数年、シカラムータを率いソウルフラワー・モノノケサミットに参加して、大熊ワタルはいまもっとも熱いミュージシャンだ。本書は彼の待望の演奏紀行や音楽状況論、そして路上の世界音楽探索の書である。
ラフミュージック宣言 チンドン パンク ジャズ
目次
序 路上発、不思議な世界音楽
1部 路上の世界音楽
路上の世界音楽
雲右衛門ブルース あるいは、初期近代歌謡〈浪花節〉のおかれたイデオロギー空間について
『ユリイカ』99/02
民謡という名のモダニズム
唖蝉坊の廃墟─初期近代〈大衆〉歌謡試論
沈黙の時代とチンドン 1931年
機械仕掛けの流行歌謡と「歌う身体」 932年
音頭狂時代 1933年
戦争の音楽・音楽の戦争 1939年
2部 路上の楽士たち
トム・コラ 「他の音楽」のためのトランス・ポリティクス
サックス吹き 篠田昌已
「東京チンドン」長谷川宣伝社と高田宣伝社について
呼び戻されたストリート危機のウタ
マケドニアン・チャンプルーで踊ろう!
ヨルゴス・マンガス
金管の哲人、あるいは黄金の唇について
ブラス・アンバウンド
ヤスコ・アルギロフ・バンド
道行くものたちの音―チンドン以来
3部 音楽状況をめぐって
昭和大噪─AMAZING CRY-DAY PARTY
「山谷」をめぐる新しい動き
佐々木健映像個展
やっぱりアブナイ「暴騒音」規制条例
乱反射する音のプリズム カシーバ東京公演
「頽廃音楽展」が示す歴史の裂け目
非在の典型性へ―耕す〈ウタ〉のちから―「ヒア・カム・ザ・ダブズ」「歩く人」
大工哲弘の熱い日々
「ブラス」という名の近代
ブラックバード、そして「表現」 「黒い鳥の翼について」再考
「君が代」ってエロ歌じゃなかったっけ?
エスニシティへの地ならしに抗して
4部
モノノケ・サミット南風紀行
ダブリンで陰謀を企むには……
偽千年音楽放浪記“虫瞰”報告
“コンチネンタル・ジンタ”まかり通る
5部
対談・大熊亘・桜井大造―記憶の力
ラフミュージック宣言 チンドン パンク ジャズ
目次
序 路上発、不思議な世界音楽
1部 路上の世界音楽
路上の世界音楽
雲右衛門ブルース あるいは、初期近代歌謡〈浪花節〉のおかれたイデオロギー空間について
『ユリイカ』99/02
民謡という名のモダニズム
唖蝉坊の廃墟─初期近代〈大衆〉歌謡試論
沈黙の時代とチンドン 1931年
機械仕掛けの流行歌謡と「歌う身体」 932年
音頭狂時代 1933年
戦争の音楽・音楽の戦争 1939年
2部 路上の楽士たち
トム・コラ 「他の音楽」のためのトランス・ポリティクス
サックス吹き 篠田昌已
「東京チンドン」長谷川宣伝社と高田宣伝社について
呼び戻されたストリート危機のウタ
マケドニアン・チャンプルーで踊ろう!
ヨルゴス・マンガス
金管の哲人、あるいは黄金の唇について
ブラス・アンバウンド
ヤスコ・アルギロフ・バンド
道行くものたちの音―チンドン以来
3部 音楽状況をめぐって
昭和大噪─AMAZING CRY-DAY PARTY
「山谷」をめぐる新しい動き
佐々木健映像個展
やっぱりアブナイ「暴騒音」規制条例
乱反射する音のプリズム カシーバ東京公演
「頽廃音楽展」が示す歴史の裂け目
非在の典型性へ―耕す〈ウタ〉のちから―「ヒア・カム・ザ・ダブズ」「歩く人」
大工哲弘の熱い日々
「ブラス」という名の近代
ブラックバード、そして「表現」 「黒い鳥の翼について」再考
「君が代」ってエロ歌じゃなかったっけ?
エスニシティへの地ならしに抗して
4部
モノノケ・サミット南風紀行
ダブリンで陰謀を企むには……
偽千年音楽放浪記“虫瞰”報告
“コンチネンタル・ジンタ”まかり通る
5部
対談・大熊亘・桜井大造―記憶の力