揺らぐ主体/問われる社会

桜井智恵子・広瀬義徳編

1,800円 +税

ISBN: 978-4-7554-0243-5        2013年12月発行

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監視し合い停止させられていた思考を取り戻すため、さぁ過剰になったものを縮小しよう。脱成長の社会へ。


目次

序文 6

第一部 社会の矛盾を問うまなざし
 第一章 桜井智恵子「原発を許した戦後社会−教育が作った多数の無関心層−」18
 第二章 工藤宏司「『THE COVE』上映反対運動と『語る主体』のカテゴリー化」32
 第三章 広瀬義徳「『力のある移民』論への懐疑−移動の時代における存在の多様性と互酬性−」48
 第四章 田口康明「教育のサービス化とは何か」64
 第五章 元井一郎「学校という装置−資本主義社会における教育理解の方法論−」76


第二部 学校/教育がつくる主体の変容
 第六章 徳岡輝信「国語教育と主体の構築」94
 第七章 岡崎勝「学校で身体はどのように教育されているか」110
 第八章 尾崎公子「特殊性論と脱特殊性論に挟撃される教員」124
 第九章 四方利明「校舎と境界人からみた学校の多義性」138


第三部 地域/福祉の抑圧をゆるめる
 第十章  斎藤尚志「学校依存から拓かれる」154
 第十一章 森澤範子「子育て家庭を孤立に向かわせているもの」169
 第十二章 渡邊充佳「障害者運動/福祉改革の歴史と現状」182
 第十三章 桜井啓太「『自立支援』による福祉の変容と課題」196

あとがき 211