沖縄戦 久米島の戦争−私は6歳のスパイ容疑者

米島の戦争を記録する会

2,000円 +税

ISBN: 978-4-7554-3006-0        2021年01月発行発行

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沖縄戦時の久米島は、島に駐屯する日本軍34人によって支配されていた。
陸軍中野学校出身の残置諜報工作員が送りこまれ、住民20人が「スパイ容疑」で殺害された。なかには「終戦」後の8月20日の朝鮮人家族7人の皆殺しも含まれている。住民虐殺は日本軍による組織的犯罪であった。

【もくじ】
 推薦のことば 3
 はじめに 5
1 日本軍による住民虐殺 12
証言1  谷川一家虐殺事件 牧志 義秀 31
証言2  仲村渠明勇さんは久米島を救った 喜久永 米正 36
証言3  激怒した鹿山隊長抜刀し威嚇 本永 昌健 37
証言4  少年兵はがたがた震えていた 上江洲 義一 39
証言5  山の兵隊が武装解除に行く 山里 昌朝 40
証言6  鹿山のビンタを張った 東江 芳隆 42
  ※無抵抗主義を貫いた吉浜智改氏 45
  コラム 「『警防日誌』の余白から」 50
2 艦砲射撃・空襲 51
証言1  一番最初に艦砲を受けた久米島 手登根 順信 59
証言2  上田森での空襲 与那 永昌 60
証言3  空襲がはげしくなったので 盛吉 秀雄 63
証言4  アーラの空襲 崎村 貞子 64
証言5  撃たれる者は靴をも掴む 山里 桂石 65
3 国民総動員、教育体制 68
証言1 各字当番で山の見張所から監視? 仲宗根 政徳 73
証言2 アダンの葉で学校の屋根を偽装 本永 昌健 74
証言3 通達でツルハシ、モッコ持参 譜久里 広貞 75
証言4 壕掘り作業は、各戸から一人ずつ 譜久里 藤江 76
  コラム 「面従腹背」 77

4 飛行場、陣地構築と徴用 78
証言1 水は貴重品だとわかった 仲宗根 政徳 82
証言2 鉄の暴風に追われる 与那 永昌 82
証言3 脱出を試み半殺しに 江洲 仁芳 86
証言4 食事は麦飯と味噌汁だけ 吉村 昌之 87
  コラム 「流言蜚語」 89

5 離島残置諜報員 90
証言1 家族と同じウムニー食べた 山里 タキ 109
証言2 重い荷物を運んだ 豊見山 秀夫 110
  ※山里桂石さんの手紙 112
  ※粟国島からきた佐々木先生との交流 113
コラム 「食糧供出」 118

6 住民の避難状況 119
証言1 終戦間際の避難状況 手登根 順勇 122
  コラム 「ハブ毒、リュウマチ制す」 130
証言2 久米島における戦記 上江洲 智資(均) 131
  ※ 「日米交換船でペルーから帰国ー保久村家の戦争体験 142
  ※ 「一家9人を失う―中村家(旧姓當原)の戦争―」 144
   『久米島の戦争』を記録して① 徳田 球美子 146
     久米島字山里、半径500㍍内でいろいろなことが起きた
   『久米島の戦争』を記録して② 島袋 由美子 152
    私は6歳のスパイ容疑者
 資料編
  ※アメリカ軍の久米島上陸と久米島の住民 168
 久米島戦跡マップ 178
1 ヤジヤーガマ 180
2 鹿山隊の壕群と兵舎跡 182
3 鹿山隊の壕群南側(上江洲の池ヤマダバル側) 184
4 ウフグシクチジ(大城頂) 186
5 痛恨の碑 187
6 上田森の監視所跡 188
7 西銘モートンダの壕 190
8 兼城の海食洞 191
9 比嘉の一本松の住民避難壕 192
10 喜久村家の防空壕 193

 年表 久米島の沖縄戦 194
 刻銘碑 227
 なぜ、この記録をまとめようと思い立ったのか 239

「沖縄戦 久米島の戦争」あとがきに代えて 244